敬老祝賀会は職員の犠牲の上に成り立っている

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去る2017年9月18日は敬老の日でした。
私の施設でも恒例の『合同敬老祝賀会』が開催されました。

『合同』というのは、
当法人の事業所全てが一緒に行うので
合同という冠がついています。

『敬老祝賀会』とは、
読んで字の如く高齢者を敬いお祝いする会のことです。

当法人では、午前中が式典で
午後からアトラクション(催し物・見世物)が行われました。

式典には市議会議員や都道府県議員も参加し
ステージ上で慶事を述べたり
司会者が電報を読み上げたりします。



◆誰のための祝賀会なのか


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敬老祝賀会は、一体誰の為のイベントなのでしょうか?
当然、高齢者であり施設入所者のための祝賀会のはずです。

しかしながら、議員や理事や土地の名士などが出席するので
経営者はピリピリし始めます。

・お偉いさんに粗相があってはならない
・お偉いさんの座席や登壇の順番に細心の注意を払わなければならない
・ミスの無いスムーズな進行でなければならない
・素晴らしい式典だったという評価を貰わなければならない


というようなことが『最重要』とされ
高齢者や利用者は二の次、三の次になります。

結局、施設での『敬老祝賀会』とは
お偉いさんに気分良く出席して帰ってもらい、
・良い施設だった
・良い式典だった
・良い進行だった
・配慮が行き届いていた

という評価をもらうことで、
・経営者や幹部の手腕を認めて貰いたい
・施設や式典の良い評判を広めたい
・とにかくお褒めに与りたい

という本来の目的とは逸脱した思惑があるのです。

高齢者施設での敬老祝賀会なのですから、
少しくらいミスや間違いがあってもお愛嬌で
和気あいあいとした雰囲気で
皆で利用者をお祝いするという形で良いと思うのですが、
何故か当法人の敬老祝賀会は昔から
目線の先に『お偉いさん』や『評価』があります。

ですから、
当日前の準備段階から
その後の振り返り・反省会に至る数週間は
ピリピリとしたムードが漂っており、
職員は皆、戦々恐々として働いているのです。


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◆職員が相当な負担と犠牲を払っている

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当法人の行事全般に言えることなのですが、
式典の裏方や準備や進行や片づけ全て
法人内の職員が行っています。

事務所スタッフであったり
介護職であったり
看護師であったりするので
普段の業務を行いながら、
若しくは放置しながら準備から反省会をこなします。

『放置』というのは語弊があるかもしれませんが、
要は行事の事に関わっている間は、
他のスタッフに利用者を任せきりになるので
現場スタッフにも負担が掛かり、
ひいては利用者にも十分なケアが出来ない
という状況が作り出されています。

そんな状況を知っていても、
経営者や幹部はお構いなしです。

なんせ、利用者の日常よりも
式典を成功させ良い評価を貰うことの方が優先なのです。

『準備』というのは、
会場のセッティングや役割分担での打ち合わせはもちろん、
施設の庭の草取りや施設内の掃除に至るまで多岐に渡ります。

前日は夜まで残り何度もダメ出しをされ
疲労困憊になりながら当日を迎えます。

何とか無事に終えたあとに
振り返り・反省会があるのですが、
これがまた長い。

長いというか『しつこい』のです。

職員は犠牲を払い
何はともあれ無事に終わったのですから
「おつかれさん、ありがとう」
でいいと思うのですが
当法人が他を寄せ付けないほどの悪しき性質として
ネチネチと文句を言い続け
個人攻撃や吊るし上げを行い
その後もずっと不機嫌な状況が暫く続くのです。

もちろん、反省すべき点があったのなら
次回の開催に向けて前向きに検討していくべきです。

しかしそれが個人攻撃にまで波及し、
長期間に渡り施設内の雰囲気も悪くなるという
上に立つ人間とは到底思えない言動・行動が続きます。

その幹部はセクハラ(パワハラ)対策委員長ですが、
パワハラ被害は一体どこに訴えたら良いのでしょうか?

相談すべき人間がハラスメントをしている場合は
泣き寝入りをさせる上手なシステムが出来上がっているのが秀逸です。



◆反省会という名の個人攻撃

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今回、私はターゲットにされていませんが、
話しを聞いているだけで相当気分が悪いです。

当日夕方から行われた反省会は
一時間半に及び、ほとんどがその幹部のネチネチとした文句でした。

それで終わりかと思いきや、
翌日も朝から事務所職員を全員直立不動に起立させ
約二時間程の説教が行われており、
タイムカードを押しに出入りする職員も凍り付いていました。

面会等で施設に出入りする家族も
首を傾げながらその様子を見ていました。

『本当に恥ずかしい』

家族の目に留まる場所で
職員が二時間も説教をされているなんて
恥ずかしいとしか言いようがありません。

当然、その時間、業務は止まってしまいます。

一度、スイッチが入ってしまうと
留まることなく暴走を始める幹部。

説教の内容は、
・掃除が行き届いていなかった
・要綱作成が遅かった
・私(幹部)に相談が無かった

ということがメインのようです。

式典自体は上手く進行し無事に終わったのですが、
それ以外の事でどうしても文句が言いたいようです。

そしてそのパワハラによって
近々また誰か職員が辞めていくでしょう。

そういう繰り返しが行われており、
職員不足の原因が幹部にあるということを
まだ自覚できず器も持ち合わせていないようです。

豊田議員の問題と大差がない日常が
介護施設では行われています。


やはり、1人1台
ICレコーダーとかボイスレコーダーの所有は
今後益々必至となっていくべきだと思います。

盛大で評判の良い式典の裏では
そういう見苦しい運営が行われているという
嘘のような本当のお話。


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この記事へのコメント

  • デイちゃん

    お疲れさまでした。
    無駄な行事だとしても、仕事としてきちんと勤務をつけれたり人員をさいてたりしてるのならいいけど、通常の業務をしながら勤務時間外でサビ残で準備しなさいとなると、理不尽ですね。私だったらしな~い。
    しかも利用者さんのケアが薄くなったり、利用者さんは別に楽しんでないなら、誰得?という感じ。
    ま、得というか、そのパワハラばあさんの自己満足ってだけなんでしょうけど。
    パワハラばあさんのダメだしの時、「だったらお前がやれ!このくそババア!」ってキレる職員さんはいませんか?(笑)

    私のデイは、昔、イベントとなると、職員が多大な労力をさいて準備して、当日もめちゃしんどい思いをして実施していたんですけど、利用者さんは別に楽しんでなくて。
    これって誰得?と思いはじめて。
    職員はとてもしんどい。でも当日利用者は職員がするだしものをぽかーんと見てるだけで、最悪寝てる。
    え?誰も得してないじゃん?みたいな。

    で、今は最小限の労力で最大限の効果があるように工夫しています。
    準備は最小限で、だしものも練習するのはせいぜい前日に短時間。
    だしものは、とにかく利用者さんが見てるだけじゃなくて、利用者さんが実際に参加できるものにする。
    例えば劇をするなら、これまでは水戸黄門の劇とか、セリフが多い緻密な台本を作って、スタッフが何回も練習していました。衣装も作ったり。
    でも最近は、劇をするなら、利用者さんも劇に出てもらって、アドリブでセリフを言ってもらったり。
    で、劇自体はナレーションでうまく誘導して成立するようにして。
    スタッフは前日にちょっと衣装とか準備したり流れを確認したりするだけで、長時間かけてセリフを覚えたりとかしんどい練習はしない、みたいな。

    スタッフが仮装して踊りや歌をしてるとこもありますが、とにかく利用者さんにも出てもらう。見るだけじゃなくて、参加してもらう。
    利用者さんが座って寝てる前で、スタッフが必死に踊ってる・・・のは、介護施設のイベントでよく見る光景ですね。
    利用者さんは、スタッフはがんばってくれたと気を使って、「ありがとう、楽しかったよ」とおせじで言ってくれるけど、利用者さんに気を使わすイベントなんて・・・どうなんだろ。

    ちなみに、私が管理人様の施設で劇をするなら・・・パワハラばあさんに扮するスタッフが「ちがうだろ!ちがうだろ!」と言ってるとこに、水戸黄門が来て印籠だして撃退して、「パワハラばあさんは処罰され、スタッフみんなが幸せにになりましたとさ」って劇にするかな。
    2017年09月21日 06:18
  • 山嵐

    >デイちゃんさん
    おはようございます^^
    そうですね、理不尽のなにものでもないです。キレてもメリットがないどころか、余計面倒くさいことになるので誰もキレませんね。そういう所が悪循環なのかもしれませんが、結局は『辞める』か『耐えるか』の選択しかないように思います。
    パワハラばあさんに印籠を出す寸劇案、笑いました。面白いですね(笑)
    2017年09月21日 08:43
  • デイちゃん

    劇の台本書いてみました。介護施設名はぱわはら、パワハラばあさんはまゆこにしています。


    ナレ:介護施設ぱわはらでは、いつも、孤立死確定ババアのイライラまゆこのパワハラがさく裂していました。

    まゆこ:ちがうだろ!ちがうだろ~!!
    施設職員:すいません、すいません。(土下座)

    ナレ:そこに水戸のご老公一行がやってきましたよ。

    黄門様:はて、そこのご婦人?何を大声出しておられるのかな?
    まゆこ:やかましい!じじいはひっこんでろ!
    黄門様:パワハラは犯罪と知ってますか?
    まゆこ:黙れ!私を誰だと思ってるんだ!この施設で一番偉いんだぞ!

    (助さんが出てくる)
    助さん:ひかえ!ひかえおろう!こちらにおられる方をどなたと心得る!先の副将軍水戸光圀公であられるぞ!
    格さん:ひかえおろう~!(印籠を出す)
    まゆこ:はは~(土下座)
    黄門様:そなたには、どうやら福祉の心がかけているようじゃの?わしが裏から手を回して、県からの補助金をカットするように進言しておこうかの?
    まゆこ:黄門様、それだけはご勘弁を~(頭を床にこすりつける)

    (黄門様が職員の方に向いて)
    黄門様:職員のみなさん、お仕事ご苦労様です。もしまたパワハラがあったら、いつでも言ってください。すぐかけつけますぞ。
    職員:黄門様、ありがとうございます。

    ナレ:こうして、介護施設ぱわはらからはパワハラがなくなり、平和が訪れました。めでたし、めでたし。


    って、私が書く劇ってこんな感じで同じパターンなんですけど。
    来年、やってみたらどうでしょう。(笑)
    2017年09月21日 11:46
  • 山嵐

    >デイちゃんさん
    (笑)(笑)(笑)
    面白かったです。
    でも私、来年もいるかなぁ(笑)
    2017年09月21日 21:24